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第14回定期総会及びシンポジウムのご報告と御礼

第14回NPO法人Ecolink21環境国際総合機構の定期総会とシンポジウムを6月12日、中央区銀座の銀座ブロッサムで開催いたしました。
ご多用な中、全国各地から参加いただきました皆さまに、心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。

総会前の11時30分より13時まで第41回の理事会を開催し、総会審議内容の承認をいただきました。

【理事会】
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第1部の定期総会では、宇都宮理事の司会で開会宣言、はじめに花澤理事長の挨拶、続きまして、田邉副理事長(議長)の進行で、平成25年度決算報告・事業報告・人事案件・平成26年度予算案・事業計画案などすべて承認していただき、今年度のスタートをきることができました。
その後、環境政策研究所 田邉所長と環境・資源科学研究所 神本所長よりそれぞれの研究所の活動報告がありました。

【花澤理事長】 【田邉所長】 【神本所長】
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【宇都宮理事】 【松岡事務局長】 【花澤監事】
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第2部の基調講演は、三宅理事の司会で、はじめに宮田会長の挨拶があり、次に当機構副理事長・環境政策研究所 所長・尚美学園大学 学長の田邉敏憲先生に、メインテーマ「バイオエネルギー革命による地域成長実現化戦略、サブテーマを~地域プレーヤーの新規事業創出策~と題しましてお話をしていただきました。

『シンポジウム開催趣旨』

今回は、これまで実現化の研究を続けてきた、NSP社井戸社長康正社長が世界で初めて発見・開発してきた難分解性有機物(リグニン等)のナノ化サイズへの物理的分解システムを搭載した「バイオメタンガス化発電」プラントが実際に立ち上がる運びとなった、このタイミングをとらえ、これまで本プラントに関心を示していただいた方々に案内するものです。

このシステムによる、全国ベースでの有機廃棄物や森林資源(枝葉でもOK)による発電出力は、2,500万kw(100万kw原発25基相当)も不可能ではないと考えています。従って、1地域500kwの発電所として、全国5万ヶ所でのバイオメタンガス発電所展開が可能となります。

ちなみに、世界最大のドイツのデントコーン(栽培面積約230万ha)を原料とするバイオメタンガス発電所7,000ヶ所と比べても、日本はそれを大きく上回るバイオメタンガス発電所展開となります。

ドイツの国土(平野50%、山地30%)と異なり、日本では約7割の森林面積からのバイオマスを活かせない限り、安定的かつ大量のメタンガス化発電は困難と考えられてきましたが、NSP社のナノ化システムによって、一気に「バイオメタンガス化発電」が全国どの地域でも展開可能となりました。

日本は、北欧に次ぐ世界的な規模の森林面積比率を活かした、世界最大規模のバイオメタンガス化発電システム展開ができることになったと考えています。

つきましては、当日、全国どの地域でも可能な「バイオメタンガス化発電」事業を、各地域のプレーヤーの新規事業として取り組んでいただけるよう願い、「動き出した現場情報」、また農水産省など「各種関連支援制度の情報」、さらには、全国で40万haにも達した耕作放棄地さえも活用できる鳥獣被害リスクが小さく、かつ100t/ha程度の収量をあげ得るバイオマス、ソルガム(コーリャン)をバイオメタンガス化発電の原料とするべく、「ソルガム栽培可能性の情報」も提供します。

また、バイオメタンガス事業に伴う副産物としての肥料成分(無機・有機)の土壌改良資材としての評価にもつながり得る、「”(生きている)土=微生物の多様性”の可視化」する、日本人が開発・発見したもう一つの技術システムのもたらす新たな可能性をも合わせて紹介したいと考えています。

 

第3部のパネルディスカッションでは、冒頭に4名のパネリストの先生方のプレゼンがありました。

コ-ディネーター:田邉 敏憲 氏(環境政策研究所 所長・尚美学園大学学長)

パネリスト

1. 井戸 康正 氏(株式会社エヌ・エス・ピイ 代表取締役)

「動き始めた現場情報」

・新方式のバイオマスメタンガス発電システム、本システムは従来のシステムと異なり、いわゆるエネルギー転換効率を85?90%迄高めるシステムです。そして難分解性の有機物を分解しバイオガス発生をさせ、エネルギーとする最新のシステムの紹介です。

2. 石坂 朋久 氏(環境ジャーナリスト)

「各省の利用可能な支援制度」

バイオガス発電事業に取り組む際に利用できる、農水省や環境省など関係省庁の支援制度について、補助金だけでなく官製ファンドをはじめとする制度金融、ソフト面での支援制度のほか、先進的な自治体の支援制度についてもご紹介させていただきます。

3. 田井中 均 氏(東京大学大学院農学生命科学研究科植物分子遺伝研究室 特任教授)

「バイオエネルギー作物としてのソルガム」

農地へのメタン発酵残渣(消化液)の過剰施用は環境汚染につながる。多収性ソルガムを栽培して土壌から養分を回収し、食料資源として利用することで、環境保全、食料・バイオエネルギー資源循環を実現できる。

4. 横山 和成 氏(農研機構 中央農業総合研究センター 上席研究員)

「”微生物多様性”可視化革命」

地球生命圏の物質循環の原動力でありながら、ブラックボックスとして扱われてきた土壌微生物生態系を、土壌の有機物分解機能の多様性と活性により定量化・可視化する技術を紹介する。本技術は、今後予想される、資源作物増産のための膨大な地力の維持管理・増進を可能にする。

【宮田会長】 【三宅理事】 【基調講演 田邉先生】
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【パネルディスカッション】

左より 横山先生 田井中先生 石坂先生 井戸先生 田邉先生

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シンポジウム後の懇親会にも多くの方に参加いただき、大いに盛り上がりました。

花澤理事長の挨拶に始まり、ご臨席賜りました、恩賜財団 済生会 炭谷茂理事長、東海大学 飯島敏雄 名誉教授にご挨拶をいただきました。続きまして、当機構 顧問・一般財団法人石炭エネルギーセンターの塚本修理事長にご挨拶をいただきました。

また、衆議院議員 前環境副大臣の田中和徳先生からお祝いのメーセージをいただきました。
「貴法人の定期総会並びにシンポジウムが盛大に開催されましたことを心よりお慶び申し上げます。
貴法人の環境保護や循環型社会の実現に向けた技術開発研究や政策提言を通じての永年に渡る多大なる社会貢献に敬意を表します。
貴法人の益々のご発展とご関係皆様の一層のご活躍とご健勝を祈念申し上げ、お祝いの言葉とさせて頂きます。」
田中先生、ありがとうございました。

乾杯のご発声は、当機構顧問・JX日鉱日石不動産 顧問の塩澤陽一郎様よりいただき、中締めは、当機構顧問、産業技術総合研究所の有村隆志先生の閉会でお開きとなりました。

たくさんの方々に参加いただき盛会のうちに無事終了することができました。
感謝申し上げます。

今年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。