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トコトンやさしい土壌汚染の本

☆ 絶賛発売中!! 「トコトンやさしい土壌汚染の本」 当機構主席研究員 大木久光著

はじめに

この本は、身近にある土壌汚染について始めての方にも理解しやすいように、やさしい解説に心がけ、必要な項目をまとめたものです。

これまでの土壌汚染の解説書では、放射能汚染を記述することは少ないようですが、この本では東京電力福島第一原子力発電所の事故による放射能汚染が多くの国民の関心事であることと、放射能による土壌汚染について理解を深めていただくため、章を設け解説いたしました。

日本の土壌汚染問題は、鉱山の鉱毒水から始まったと言われています。土壌汚染が話題となった最初は、富山県の神通川流域でのイタイイタイ病患者の発生でした。カドミウムに汚染された米や魚類を介して人の健康に被害を発症したことは、今でも多くの人々が記憶し、公害事件として語られているところです。

1968年5月に厚生省は、イタイイタイ病の原因物質がカドミウムであるとの見解を示し、鉱山排水が発生源であると発表しました。その対策として、1970年12月に「農用地の土壌の汚染防止等に関する法律」が公布され、土壌汚染対策の法的整備が始まりました。

国は2005年5月に土地所有者等に土壌汚染調査を義務付けた「土壌汚染防止法」を制定し施行しています。その後、ゼロリスクを目指す対策として、掘削除去が圧倒的に多い現状を是正するため、土壌汚染対策法は2010年4月に改正され施行されています。

この本は、土壌汚染の現状、土壌汚染対策法の解説、土壌汚染状況調査の方法、汚染土壌の浄化対策、及び放射能土壌汚染について、まとめたものです。土壌汚染についての理解を深めていただき、土壌汚染の土地がブラウンフィールド化するようなことが無いことを切望し、リスクマネジメントの入門書等としてご活用くだされば執筆者として望外の幸いです。

第1章 土壌汚染のいろは

第2章 土壌汚染対策法

第3章 土壌汚染の調査

第4章 土壌汚染の対策技術

第5章 リスク管理とリスクコミュニケーション

第6章 放射性物質による土壌汚染