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第9回 環境国際総合機構 講演会 報告

「驚異の回復をとげた中国経済!―日本中小企業が進むべき道」
2010年3月19日(金曜) 15:00-17:00
定員50名のところ67名がつめかけ、盛会のうちに終了いたしました。

「驚異の回復をとげた中国経済!―日本中小企業が進むべき道」

宮田会長 花澤理事長

■ 講演I

講師 柯 隆 氏(富士通総研研究所 首席研究員)
「中国の経済発展と環境問題―白猫と黒猫よりも緑の猫」
問題提起 「なぜ環境が破壊されるのか」

柯 隆 先生

<結論>

□ 中国の環境破壊の原因:人口爆発、教育格差、貧困、政策の失敗、制度の欠陥・・・
□ 環境保全の課題:環境保全意識の欠如、法整備の遅れ、環境保全コストの高騰、外部不経済・・・
□ 政策保全への取り組み:資金の手当て、技術の進歩、設備の導入、関連の法設備、環境税の導入
□ 急ぐ政府の姿勢転換
⇒鄧小平の白猫・黒猫論→「白猫だろうが、黒猫だろうが、ネズミを捕らえた猫がいい猫だ」
⇒これからの中国では”緑”の猫でなければ、ネズミは消える

<結論>
・人口爆発と経済開発に伴い環境破壊が進行
・都市部の環境問題よりも、農村部の環境はいっそう深刻化
・現行の環境協力は調査研究レベルに止まる

<提言>
・環境政策の行政改革が急がれる
・法整備も重要だが、法を守るという遵守精神からの環境保護への転換がより重要
・日中の環境協力は資金・資本・設備の供与とともに、制度とノウハウの移転が必要

■ 講演II

講師 田邉 敏憲(環境政策研究所 所長)
「環境による日本の経済成長戦略」

田邉 先生

  1. 「環境」とは?
    ○ ”資源”の廃棄物レスと有価物化!
    ○ 手法⇒3R(Reduce<発生抑制>、Reuse<再利用>、Recycle<再資源化=循環>)
    ○ ”資源”には2種類
    ―有機物:「生物から得られるもの」「炭素、水素、酸素、窒素など少ない種類の元素からなる」その性質の違い?⇒元素の種類ではなく、元素のつながり方による!
    そのカギをにぎるのが炭素の原子!⇒無機物より非常に種類が多い!
    ―無機物:「有機物以外の岩石や水、鉄や金など」、「現在知られている111種の元素のほとんどは無機物を作り出す」その性質の違い(電通性、水溶性)?⇒どの元素を、どのくらいの割合で含んでいるかによる!⇒有機物より種類は少ない?
  2. 環境産業はどのような分野?
    Reduce(発生抑制)  Reuse(再利用)  Recycle(再資源化=循環)
    ○ 有機物: 省資源(エネ) 古紙、古着、廃油利用など  再分別(炭化など)
    ○ 無機物: 省資源   電炉業界など  「都市鉱山」の活用など
  3. 産業界の3Rへのインセンティブ?
    ○ 資源価格の高騰!
    ○ 規制の強化(CO2排出規制)⇒廃棄物処理コストの増大!
  4. 誰がどのような役割を果たす?⇒5つのイノベーションで考える!
    (1) マテリアル・イノベーション
    (2) プロセス・イノベーション
    (3) マテリアル・イノベーション
    (4) マーケット・イノベーション ⇒政策の役割大!
    (5) システムズ・イノベーション ⇒政策の役割大!
  5. なぜ環境産業で経済成長できるのか?
    ○ 経済成長のエンジン役とは?
    ― 個人消費、民間住宅投資(×)
    ― 民間企業設備投資(工業製品輸出主導型経済?△)
    ― 政府公共投資(×)
    ― 純輸出(○?):輸出(△?)-輸入(○?)
    ○ 3Rで資源輸入が減らせるか(純輸出の増大)?⇒中国五行資源「木・火・土・金・水」⇒日本各地域(海)に豊かな資源!⇒地域経済再生はこれら資源の3R政策で!