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第7回 環境国際総合機構 講演会 報告

日時: 2008年12月10日(水) 15:00~19:00
場所: 東海大学校友会館

2008年12月10日(水)15:00から、霞ヶ関ビル33階の東海大学校友会館において環境国際総合機構講演会がおこなわれました。
今回のテーマは「世界同時恐慌と環境問題」―今、行動を起こすときというテーマで3人の講師の先生方からそれぞれの分野の講演をしていただきました。

はじめに、当機構の宮田会長(摂南大学教授)が開会の挨拶と斉藤鉄夫環境大臣のメッセージを代読しました。


第7回環境国際総合機構講演会の開催、誠におめでとうございます。

環境問題は、国際社会が長期的に取り組むべき問題であります。とりわけ温暖化対策では本年G8北海道洞爺湖サミットで、2050年の温室効果ガス半減の長期目標を共有されました。諸国の代表はその立場と諸事情を超え、人類はまず地球環境に関して科学の知見に謙虚であらねばならないとの共通の基盤に立ったと受け止めるべきであります。

低炭素社会づくりは人類にとって険難の峰に見えますが、私は第二の産業革命であると確信します。今こそ、環境対策は経済成長の足かせとはならないという日本の経験と環境分野における高い技術力が世界から必要とされています。

世界的な金融危機の下でも環境対策は未来への投資、将来世代のための新たな成長戦略との見地から、本日の講演会が意義深く実り多いものとなりますようご期待申し上げますとともに、ご出席の皆様方の益々のご健勝、ご活躍をお祈り申し上げます。

環境大臣 斉藤鉄夫


講演Ⅰでは株式会社再生計画研究所・代表取締役の清水博氏に「低炭素社会実現のための建築技術の応用」と題して、低炭素づくり行動計画や地球温暖化問題に関する懇談会における麻生総理の発言などを引用して政府の取り組み等を講演していただきました。

講演Ⅱでは経済産業省 産業技術環境局 研究開発課 産業技術総括調査官の有村隆志氏に「経済産業省技術戦略マップ2008」”技術戦略マップの意義、及びGSC分野とナノテクノロジー分野の各論説明”と題して諸外国におけるテクノロジー・ロードマップの目的や実例を紹介したうえで、技術戦略マップの目的・構成・導入シナリオ等の説明をしていただきました。

講演Ⅲでは、拓殖大学 学長の渡辺利夫氏に「東アジアと日本の国家戦略」と題しまして講演をしていただきました。韓国や中国、北朝鮮など極東アジアの地政学的な構図が非常に緊迫を増しているとの印象を語り、それに対して日本は国家戦略をきちんともたなければならないと訴えました。

講演会後に懇親会が開かれ、花澤理事長の挨拶、続いて財団法人地球科学技術総合推進機構理事長の平野拓也様に乾杯の音頭をとっていただき歓談がはじまりました。
最後に元科学技術庁長官の近江巳記夫様が閉会の挨拶を述べました。

サブプライムローンの破綻に端を発したアメリカ発の金融不安は、100年に一度と言われる程、瞬く間に金融不安の激震となって世界中を駆けめぐっています。
今後どのような大津波が襲いかかってくるのか・・・。
このような時こそ、私たちは冷静・沈着に大きな趨勢を的確に判断すべきと考え、緊急に講演会を開催することにしました。
年末の多忙な中、多数の皆さまのご参加に心より御礼申しあげます。